NPO法人災害とくらしの相談室iroiro様が出版された福島県県外避難の子どもたちの文集のご紹介です。
文集は、コランショ新潟にて閲覧が可能です。お近くにお越しの際はコランショ新潟の事務所にお立ち寄りください。
以下、災害とくらしの相談室iroiro様からの
メッセージです。----------------------
東日本大震災の発災とそれに伴う原発事故から10年が経ちました。世界中が新型コロナウイルスの感染拡大により大混乱し、日本もその例外ではありません。このような情勢にあって、東日本大震災と原発事故が人々の記憶から薄れようとしています。
福島県外に避難した大人は、日常の中で「県外避難」を意識することが多く、避難者の交流会でも互いに「県外避難」について語っています。そのため、国や福島県から県外避難者向けの支援策が実施されています。
それでは、子どもたちは日頃「県外避難」をどのように感じて暮らしているのでしょうか。
私たちは、大人たちの陰に隠れた、福島県外に避難した子どもたちの気持ちや思いを知りたいと思いました。また、子どもたちも互いの気持ちや思いを知りたいと思っているのではないかと思いました。
そこで、震災当時幼児や小学生だった子どもたちに作文を書いてもらうことにしました。子どもたちは、今では中学生から大学生、社会人になり、14人の子どもたちの文集が出来上がりました。
子どもたちは避難先での暮らしが避難元のそれより長くなり、普段の生活に「県外避難」が
現れることはないようですが、当時の経験を将来の糧として未来に立ち向かっていることが
分かりました。私たちは、今後子どもたちの将来の夢の実現に手を差し伸べるべきだと思います。
みなさまに子どもたちの気持ちや思いを共有していただきたいと考え、子どもたちの作文集をお送りしますので、ぜひお読みください。そして、子どもたちの未来を応援してください。
NPO法人災害とくらしの相談室iroiro
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